ダビスタ96 完全解析

65536の憂鬱

乱数パターン

ダビスタ96の乱数は65536パターンしかない
これは未知の最強馬を探したいと思った時に大きな障害となる。
なぜなら同配合のTSLなら65536パターンの産駒しか生まれないからだ。

非TSLは希望になるのか?

過度なネタバレになるので詳細は伏せるが、スイフトスワローなどの有力種牡馬で
様々な配合を非TSLまで計算してみたところ、最強クラスの産駒はほぼ発見済みか
類似馬が存在した。もはや非TSL までほとんど掘りつくされている印象である。

同一馬・類似馬を生む仕組み

インブリード本数やニックスを増やして爆発力を高めたり、繁殖牝馬を非TSLにしても
実はそれほどパターンは増えない。
実績BのTSL(SP,ST基準値95)でSP=100,ST=100になった配合・乱数のまま牝馬の能力を下げ、
SP,ST基準値をそれぞれ1下げて94にすると、大抵の場合はSP=99,ST=99 と1ずつ下がり
根性気性も同じままの類似馬が生まれてくる。

これを打ち破るのは、繁殖牝馬の能力を下げたことで爆発判定の制限値にかからなくなって
上昇判定の回数を1回多く稼ぐことができた場合。
または初期値がかなり低いために上昇幅が8より大きくなる場合(実績Bなら現在値76以下で乱数幅が拡大)
しかし、低い値からスタートして120台まで上昇させること自体が非常に困難であるし
仮に成功してもTSLで別の乱数で始めた計算に途中から合流してしまって類似馬を生んだりもする。

インブリードやニックスに関しても、爆発力が変わったことで本来止まっていた上昇判定が継続すれば
結果が変わってくるが、スピードクロス1本分(4%)程度の違いでは影響がない場合も多い。
また、やはり別の乱数でスタートしていた別配合と途中から計算が合流してしまうこともある。

最強に近い馬を目指す場合を考えよう。
超晩成ボーナスを除くスタミナ/スピードが上限の129近くに達するには、以下のプロセスが必要。
  • 爆発判定によって制限値の125ぴったりか近い値まで上昇する。
  • 最後の爆発判定を通過し、最大の+8に近い上昇値を得る。(その後、一律-4されるので最大129)
  • 安定ペナルティのマイナス判定でなるべく0に近い値を得る。
これらを満たす上に、次の根性判定・気性判定で良い値を得られる乱数パターンは非常に限られてくる。
非面白・超危険・三代同系を論外とすると、スピードの最終爆発判定から根性・気性の決定までの一連の計算に
影響を与える因子は種牡馬の安定・種牡馬の底力(AA含む)・気性とインブリード(底UP+2まで、気性難の有無)くらいしかない。
これらに対しての有用な乱数パターンが掘りつくされているなら、
いくら配合を工夫しても繁殖牝馬のSP,STを調整しても新たな発見をするのは難しく、
主要4パラメータは同じかSP,STが1~2違うだけの類似で
血統と馬体重などのどうでも良いパラメータが違うだけの類似馬が量産されてしまうのである。
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